ヘアサイクルとは
ヘアサイクルとは、毛髪が生えてから抜けるまでの周期のことで、いわば毛髪の一生です。
ヘアサイクルは大きく分けて3つの時期があり、髪が成長する成長期、成長が止まる退行期、毛髪が抜ける休止期があります。
これらの長さはそれぞれ個人差がありますが、健康な状態であれば、一定の周期を保って延々と繰り返されていきます。
逆に言えば、ヘアサイクルが正常に保たれていれば、抜けすぎたり薄くなりすぎたりすることはないと言えるでしょう。
ヘアサイクルの仕組み
毛髪は1本1本寿命が異なりますが、発毛から抜け落ちるまでの仕組みはすべて同じです。
まず、ヘアサイクルの中でも最も長い期間を持つ『成長期』は、文字通り毛髪を成長させ、伸ばしていく期間です。
毛髪を作る毛母細胞が最も活性化する時期で、頭髪全体の約8割が成長期にあると言われています。
成長期は個人差もありますが、男女差も大きく、男性の場合、成長期は2~5年、女性の場合は4~6年となっています。
成長期が終わると、毛母細胞の分裂が減少し、成長が止まります。
この時期は『退行期』と呼ばれ、毛乳頭と毛母細胞が分離し、毛根が頭皮に近いところまで移動します。
退行期の期間はおよそ2~3週間。頭髪全体の1%が退行期にあたります。
退行期の次は休止期に移行します。
『休止期』に入ると、毛母細胞の働きが停止し、髪が抜け落ちます。
同時に、次の発毛の準備段階に入り、2~3ヶ月ほど髪の毛が生えてこない状態になります。
頭髪全体の1~2割が休止期にあると言われています。
そして、休止期が明けると、再び発毛が起こり、ヘアサイクルがふりだしに戻ります。
ヘアサイクルの乱れが抜け毛の原因
こうして一定の周期を保って繰り返されているヘアサイクルですが、ホルモン作用やストレス、栄養不足など、さまざまな原因により、ヘアサイクルが乱れることがあります。
ヘアサイクルが乱れると、通常、最も長いはずである成長期が短くなり、そのぶん、休止期が長くなってしまいます。
こうなると、髪は成長の途中で退行期に移り、長い休止期へと突入してしまうようになります。
休止期が長くなると、髪の生える速度が極端に遅くなり、最悪の場合、そのまま生えてこなくなる場合もあります。
つまり、抜け毛の原因はヘアサイクルの乱れであり、そのヘアサイクルの乱れを誘発する原因が多種多様にあるという図式が成り立つのです。
そのため、育毛剤や育毛サプリメントの大半は、このヘアサイクルを正常に戻すことを目的とした作りになっています。





